はじめに
「タイ料理」と聞くと、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは「辛い料理」ではないでしょうか?
しかし実際のタイ料理は、辛さだけでなく「酸味」「甘味」「塩味」「香り」といった複雑な味のバランスが魅力です。さらに、地域ごとに特徴が大きく異なります。
本記事では、タイ料理の基本的な味の特徴と、北部・南部・中部・東北部(イサーン)の違いをわかりやすくご紹介します。
タイ料理の基本的な味の特徴

タイ料理の味の決め手は「甘味・辛味・酸味・塩味」の4つのバランスです。
- 甘味 … ココナッツミルクやパームシュガーでまろやかに
- 辛味 … 唐辛子やスパイスによる刺激
- 酸味 … ライムやタマリンドで爽やかに
- 塩味 … ナンプラーや塩漬け発酵食品で深みを追加
この4つが絶妙に組み合わさることで「タイ料理独特の複雑な味わい」が生まれます。
3. 地域ごとのタイ料理の違い
北部(チェンマイ・チェンライなど)

- 特徴:比較的辛さ控えめで、ハーブを多用。もち米が主食。
- 代表料理:カオソーイ(カレーラーメン)、サイウア(ハーブ入りソーセージ)
東北部(イサーン地方)
- 特徴:唐辛子を多用し辛味が強い。魚醤や発酵食品をよく使う。
- 代表料理:ソムタム(青パパイヤサラダ)、ラープ(ひき肉のスパイシーサラダ)
中部(バンコク周辺)

- 特徴:4つの味がバランスよく調和。ココナッツミルクを使った料理が多い。
- 代表料理:トムヤムクン(酸辣スープ)、グリーンカレー
南部(プーケット・ハジャイなど)

- 特徴:特に辛さが強く、スパイスやココナッツを多用。イスラム料理の影響も。
- 代表料理:マッサマンカレー、ゲーン・タイ・プラー(魚内臓の激辛カレー)
日本でよく食べられるタイ料理は?
日本に多いタイ料理は、観光地や首都バンコクの「中部料理」が中心です。
トムヤムクン、グリーンカレー、ガパオライス、パッタイ(タイ風焼きそば)といった料理は、中部地方や都会的なアレンジから広がったものです。
また、日本人に人気の「ソムタム(青パパイヤサラダ)」や「ラープ」など一部のイサーン料理も定着していますが、全体としては「バランス型で食べやすい中部系」がメイン。
そのため、日本のタイ料理店に行くと「辛い・酸っぱい・甘い」のハーモニーを楽しめる中部料理が多く並んでいます。
タイ料理は「辛いだけじゃない」
タイ料理は単なる辛さだけでなく、地域ごとに異なる文化や食材の影響を受けています。
観光で訪れる際には、ぜひ各地域の伝統料理を食べ比べてみると、タイ料理の奥深さをより実感できます。
まとめ
- タイ料理は「甘味・辛味・酸味・塩味」のバランスが魅力
- 地域ごとに違いがあり、北部は優しい味、南部は激辛、イサーンは発酵の旨み、中部はバランス型
- 日本に多いのは「中部系タイ料理」で、グリーンカレーやガパオ、パッタイなどが代表的
タイ料理は、辛さだけでなく地域ごとの個性や食文化の背景に触れることで、もっと奥深く、もっと楽しく味わえる存在です。
