「近くの競合より安くすればお客さんが増える」
「とにかく高く設定すれば儲かる」
こんなふうに、なんとなくで料金を決めていませんか?
実は、料金設定はお店の「ブランド力」や「利益率」に直結する、とても大事なポイントです。
この記事では、タイマッサージ店やリラクゼーションサロンを運営する方に向けて、料金設定の考え方をわかりやすく解説します。
1. 相場を知ることがスタートライン
まずは、地域の相場を正しく把握しましょう。
- 周辺エリアのタイマッサージ店の料金
- 提供メニューの時間と価格(60分 / 90分 / オイルコース など)
- 店舗の立地・設備・施術者のスキル
例:
都心部 → 60分 4,000〜6,000円が主流
地方エリア → 60分 3,000〜4,000円前後が多い
相場を下回りすぎると「安かろう悪かろう」と見なされ、逆に高すぎると新規客の足が遠のきます。
“地域×業態×サービスレベル”のバランスを見極めましょう。
2. 利益を確保できるラインを知る
原価や経費を無視して安く設定すると、どれだけ施術しても儲かりません。
計算の基本式:
売上 -(人件費+家賃+広告費+材料費)= 利益
1人のスタッフが1日に施術できる枠は4〜6名程度が目安。
時間単価が低すぎると、回転させても利益が残らないことがあります。
例:
60分 3,000円 × 5人/日 → 15,000円/日の売上
そこからスタッフ給与や諸経費を引くと…利益はごくわずか。
「どの価格帯なら、無理なく利益が出せるか?」を一度計算してみましょう。
3. “価格”はメニューの価値とセットで考える
価格だけを見て選ぶ人もいますが、実は「この価格で何が得られるのか?」が重要です。
- 清潔感のある店内
- 接客の丁寧さ
- スタッフの技術力
- アメニティや雰囲気
これらの“体験価値”が高ければ、多少高くても納得されやすいです。
逆に、サービスが平凡なら、安くしないと集客につながりにくくなります。
4. 特別メニューで価格差をつける
全てのメニューを均一価格にせず、「高付加価値」なメニューを設けましょう。
🌿 例:
・120分ロングコース(疲労回復+極上オイル) 9,000円
・タイ式+アロマ+ホットストーンの組み合わせ 10,000円
・VIP個室プラン 60分 6,000円〜
滞在時間が長い顧客や単価の高い顧客を獲得することで、利益率の底上げが狙えます。
5. キャンペーンや初回価格の活用
通常価格に加えて、以下のようなプロモーション設定もおすすめです。
- 初回限定 60分3,000円
- 平日昼割
- 雨の日クーポン
- LINE登録で10%OFF
「価格で入り口を作り、満足度でリピートさせる」仕組みを意識しましょう。
6. 価格変更のタイミングと伝え方
物価や人件費の上昇に応じて、値上げも必要です。
- 事前に店頭・SNS・LINEなどで案内
- 値上げの理由を丁寧に伝える
- 値上げ後も納得してもらえる価値を届ける
「価格を上げたのに予約が増えた」というケースもあります。
その理由は、「値段=品質への期待値」だからです。
まとめ|料金は“価値の伝え方”そのもの
料金設定は単なる数字ではなく、お店の“ブランド戦略”のひとつです。
安売りだけに頼らず、サービスの質・雰囲気・顧客体験と連動した価格設計を意識しましょう。
「うちの料金設定、見直したほうがいい?」
「単価を上げたいけど、お客様が離れそうで不安…」
そんな方は、ぜひお気軽に、ご相談ください!
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